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宇宙遊泳

スホさんとEXOについての独り言

プレゼントという概念

ジョンデとギョンスが、ファンに向けて「もうプレゼントをくれなくて大丈夫だ」という趣旨の投稿をしたのは、すべて彼らの優しさによるものだろう。

一生のうちに使い切れないほどの量のプレゼントを、毎回のように貰う彼ら。使わないのは勿体ないけれど、誰かのだけを使って、それ以外は使わない、なんてことは彼らには出来ない。それは、ジョンデも実際に言っていたし。

捨てることなどなおさらできない。溢れるほどのプレゼントは倉庫にすら収まりきらず、きっと途方に暮れてしまうのだ。こんなにみんなの気持ちがたくさん詰まったプレゼントを、選り好みをして使ったり、誰かにあげたり、捨ててしまったり、売ってしまったり、とにかくそんな、ファンの思いを踏み躙るようなことが彼らには出来ないのだ。だって、そのプレゼントたちは、すべて自分に使われることを望まれて贈られたのだから。

どうしようもなくて、彼らはプレゼントの山を前にして、立ちすくんでしまうのだろう。
きっとプレゼントを貰う度に、虚しくなるのかもしれない。

誕生日が近づくにつれ、憂鬱になるのかもしれない。誕生日を大勢が祝ってくれるのは嬉しいが、誕生日サポートとして送られてくる大量の贈り物を想像しては胸が塞がるのかもしれない。

綺麗にラッピングされた、高級ブランドの服、靴、鞄。自分の趣味や好みを的確に把握したものも多い。どれだけの財と愛をかけて選んでくれたのか、考えなくても痛いほどわかるのだ。

そんなファンの愛を思う時、心はとてつもなく苦しい。
そう思ってしまう自分が嫌だ、なんて、思うのかもしれない。

そんな状況が少しでも改善されればいいとの願いから、彼らはわざわざあのように、ファンに直接思いを伝えたのではないだろうか。

全部、彼らの優しさだ。
途方もなく広く深い優しさが、彼らをプレゼントの山の前で悩ませてしまうのだ。

なんだか、泣きそうになる。
「気持ちだけで十分嬉しいんです」
そう言っていた気がする。
「貰えるものは全部もらって、好きなものを使えばいいじゃん!」という俗的な考え方は、彼らにはできないのだろう。

彼らにとってのプレゼントという概念を知った時、彼らの優しさが、ひどく鋭く私の胸をつく。